【追熟】果物をより美味しくできる!?追熟におすすめの果物とその方法

果物を絶品にする『追熟』

追熟とは

まずは『追熟』の読み方ですが、皆さんはこの漢字を正しく読めるでしょうか?
追熟は、「おいじゅく」ではなく「ついじゅく」と読みます。ちなみに、私は最近まで「おいじゅく」だと思っていました。(反省!)

さて、本題に入りますが。

以前、キウイフルーツを買ってきて、すぐに食べたら「かたい…、甘みもイマイチだし」という経験をしました。調べてみたら、キウイフルーツは収穫時には完熟しておらず、収穫後に期間を置くことで成熟し、柔らくなり、甘みが増すということがわかりました。
このように収穫後に完熟させることを追熟(処理)といいます。ちなみに、私は、ラ・フランスは固めな方が好きなので、また、置いておくと他の誰かに食べられちゃうので、さっさと食べてしまいますが…。


追熟をお薦めする果物は

メロン、キウイフルーツ、ラ・フランス、バナナ、すもも、桃、柿などがあります。また南国系フルーツでは、アボカド、マンゴー、パパイヤ、パッションフルーツ、ドリアン、グレープフルーツなどがあげられます。

マスクメロン
ラ・フランス
グレープフルーツ



追熟の期間は

常温で数日置くだけで良いでしょう。室温は、15度~20度くらいで、風通しがよく直射日光の当たらない場所がお薦めです。熟してくると香りが強くなり、柔らかい感じの表面となります。また、メロンなどは下の方(お尻の部分)がいかにも柔らかくなってきます。
ちなみに、完熟前に冷蔵庫に入れると追熟が進みません。冷やす場合は食べる2~3時間前に冷蔵庫に入れれば十分かと思います。


エチレンガスって?

りんご、メロン、ラ・フランス、アボカドや熟したバナナは、エチレンガスを発します。エチレンガスは追熟を早めるので、りんごや熟したバナナと一緒にすると追熟期間が早まります。
ちなみに、りんごは種類によりエチレンガスの生成量に違いがあり、生成量の多い品種の方が追熟を早めます。「富士(ふじ)」や「シナノゴールド」は生成量が少なく、「津軽(つがる)」「黄王(きおう)」「王林(おうりん)」「ジョナゴールド」は多めとなっています。


追熟しない果物たち

意外にもパイナップルは追熟しません。他にもイチゴ、ブドウ、スイカ、サクランボなどです。日本の梨も追熟しません。

西洋梨のラ・フランスは追熟するというのに…、本当に不思議ですね。

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