みなさん!ブドウの季節がやってきました!
皆様こんにちは。河野商店です!
先輩の連載、第13弾です。ぜひお楽しみください!
終戦、無頼派と呼ばれる作家群が跋扈(ばっこ)した。
太宰治、坂口安吾、そして檀一雄(女優・檀ふみの父)もその一人。
無頼派というといかにも酒乱イメージだが、壇は酒を愛したのは事実だが、その一方で甘党ではなかったかと長男・壇太郎が推測している。
一家で作っていたのが杏仁豆腐で、千疋屋のフルーツ缶詰を取り寄せ、生のライチも入れていた。
好物はブドウのマスカットオブアレキサンドリアであった。檀一雄宅に一時期、坂口安吾が居候していた。
当時売れっ子作家であった坂口のもとには編集者たちが高価なフルーツ片手に訪ねてくる。
一方駆け出しの檀には近所の八百屋からのリンゴ、蜜柑ばかりであったという。
ある時、知人がマスカットを土産に持ってきた。これを見るや「これが、マスカットオブアレキサンドリアですよ。ブドウの王様です。美味しいですよ」と相好を崩し、大興奮をしていたと壇太郎は記している。
先輩、ありがとうございました!
葡萄が旬の季節ですね。シャインマスカットでも買って、食べてみようかと…まだ高いかな?
それでは、次回作、ご期待ください!