【メロン】メロンの網目模様の秘密|フルーツのプロが解説します!
マスクメロンの網目模様って綺麗ですよね。細かくて均一で…。
でも、普段何気なく見ているあの網目模様がどのようにしてできているのか、皆様はご存知でしょうか?
メロン好きの方でも、実は知らないという方がいらっしゃるかと思います。
今回の記事では、そんなメロンの「網目模様」についてのお話です。
また、仕事柄メロンを扱う機会が多いため、そこで得たメロンのお話も交えていきます!
それでは、最後までお付き合いのほどよろしくお願い致します。
マスクメロンは、最初はつるんつるんで柔らかく、網目はありません。
成長の過程で、内側の果肉の方が外側の表皮より成長が早いので、表皮がぷくっとひび割れを起こします。
最初は縦にひび割れを起こし、その後いろいろな方向に割れていきます。
ひび割れを起こした部分を、内側の果汁が「かさぶた」のように固まっていきます。
これが網目になります。
ひび割れは何度も起こり、その度にかさぶたは出来ていきます。これが網目の正体です。
人間と一緒で、網目は傷をふさいだ痕跡で、ただし人間と違い最後まで残るということですね。
フルーツを扱うプロが多く居る市場によく出入りするのですが、そこで評価が高いメロンは、網目がきれいにくっきりと出て、全体的に左右対称となっているものです。
網目の出来具合により、取引価格はかなり違ってきます。
2019年には、2玉500万円で落札されたメロンもあるほどです。
最近では網目を人工的に付けて、文字にしたり、絵にしたりして販売する工夫があります。
クリスマス時期には、網目を「Merry X’mas」と浮き出しているのを、市場で見かけました。
けっこう高値で取引されていましたが、夜のお店では、人気商品なんでしょうね…。
以前、メロンの美味しい食べ方について記事にしましたので、これからメロンを食べるという方は是非参考にしてみてください!
下記のカードをタップすると記事を読むことができます。
以上、今回の記事ではメロンの網目模様について解説しました。
ぜひ次回のフルーツ便りも読んでくださいね!